カルチャー・イン・イノウエ

〒606-8404 京都市左京区浄土寺下南田町151-2

設立のきっかけ

ただの”文具屋”になりたくない

「カルチャー・イン・イノウエ」としての活動をはじめたきっかけは、 店舗改装の頃に名付けたネーミングにある。 実際、店のイメージからは「カルチャーショップ・イノウエ」の方が良かったのだが、 ”イノウエ”強調したかったので、このような名前になったと記憶している。 さて店舗ではそれ以前は、もともと文具・事務機を主に販売していたが、 それらも徐々に時代から外れてゆきつつあるのを感じていた。 ”在り来たりのものを置いていてはお客さんは流れてしまう” それは問屋を通さないで直接販売する量販店の進出が文具・事務機の業界にも忍び寄っていた。 そして時代のニーズに合わせるべく、ファンシー文具とインテリアへ路線を開拓していった。 およそ今から十五年前の話である。 右の写真でも分かるとおり、当時は「堀川通りにきれいな文具屋がある」と少し評判になった。 アルバイトを雇い次々と若いアイデアを形にしていった。 そして季節毎に商品を入れ換えたり、常に”飽きさせない店”にする為、創意工夫を凝らした。 また当時は、話を聞く度に大阪や遠方まで他にない珍しい商品を仕入れによく出向いた。 これらは、一つの”夢”であった。 驚きや楽しさといった、お客様に感動を与え、 心から満足して頂けるサービスを展開しようという一つの願いでもあった。 しかし相次いで仕入先の事業撤退や、その後バブルの崩壊で、 店舗の形態は徐々に以前の形に戻ってゆくことになる。

けれども、意識してかは知らないが、 この精神はその後も「実用書道教室」や「パソコン教室」に引き継がれてゆく。 特にパソコンの普及は全世界的に広まり、その需要が格段に増えた。 実際、カルチャー教室を始めてからは「ここで学んで本当によかった」 そう聞けることが一番嬉しかった。 何より大きかったのは、 人とものの対話ではなく、人と人の対話が生まれたことだった。 当時の「イノウエ」ではものを売ることでお客様の喜びを得ることができた。 それに比べ、お互いがよく話し考え理解し合い、目の前で感動して満足して戴ける。 それが新しいサービスとしての姿勢だと思い知る。 これらは、ただの文具屋にはできない”サービス”を現実にしていった。 いつしか本当に”イノウエ”の中に”文化”が花開いていった。

古来”文化”は、常に人から人へ渡り継がれるもので、 日本文化の素晴らしさが、常に他の新しい”文化”取り入れるその「積極的」にあることを思い出された。 近年、この地元の文化の影響を大きく感じたのは”陰陽師ブーム”到来であった。 安倍晴明を奉る晴明神社の地に全国から人が集中し、一躍観光地として復興した。 また堀川商店街としても、地域活性化という目的の為に、”堀川参道グッズ”を考案する。 このことは広くマスメディアに採り上げられて、 今後の地域事業と文化事業の重要性を改めて再確認することとなる。

そこで「カルチャー・イン・イノウエ」というネーミングを、 再興していこうと、自然に動きがはじまった。平成16年の秋頃であった。 パソコンなどの機材をはじめ、今有るものを最大限に活用しようということや、 。 何より大きな目的は、今まで混同されてきた 文化事業と物品販売業をそれぞれ分けて、 事業に取り組む姿勢を効率化することにあった。 「カルチャー・イン・イノウエ」では、各教室や トータル的な文化事業として位置付けを 「」 また、ギャラリー「YUKIHIRO」など、新しい活動も こちらの一環で始めている。

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